腸ポリープ、ポリポーシス
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腸ポリープ、ポリポーシス

▼腸ポリープ

大腸ポリープでは、腺腫性ポリープ、過誤腫性ポリープ、炎症性ポリープでほとんどが占められ、 腺腫性ポリープが最も多いです。

腺腫性ポリープで癌化の可能性があり内視鏡検査で見つけた場合は、 基本的には切除します(ポリペクトミー)。
大腸ポリープの多くは腺腫性ポリープなので、 大腸ポリープは癌化リスクが高いといえます。

過誤腫性ポリープ、炎症性ポリープは癌化リスクは低いと考えられています。

▼ポリポーシス

ポリポーシスは、ポリープが多発(100個以上)する疾患です。

有名なのが、 家族性腺腫性ポリポーシス(FAP)、Gardner症候群、Turcot症候群、Peutz-Jeghers症候群です。

家族性腺腫性ポリポーシス(FAP)は癌抑制遺伝子であるAPCに異常があるとされ、 FAPのポリープは腺種で将来的には100%の確率で癌化します。
したがって、家族歴から本症が疑われる場合などは定期検査が必要で、本症と診断された場合は大腸全摘術が 行われます。

Gardner症候群は大腸のポリポーシスに骨腫瘍と軟部腫瘍(脂肪腫など)を合併する常染色体優性の疾患です。
FAPの亜型です。

Turcot症候群は大腸のポリポーシスに神経腫瘍(神経膠腫、髄芽細胞腫など)を合併しますが、 非常に稀です。

Peutz-Jeghers症候群のポリポーシスは小腸によくみられます。過誤腫なので癌化のリスクは低いです。
しかし、大きなポリープが見られ腸重積を引き起こすこともあります。
手掌などに斑状のメラニン色素沈着が見られます。

また、大腸癌の遺伝に関連して、ポリポーシスを呈さない遺伝性非ポリポーシス大腸癌 (HNPCC:Hereditary non-polyposis colorectal cancer)があります。この疾患では大腸癌の他に 胃癌、子宮体癌や、腎盂、尿管癌、小腸癌の合併も多いとされます。

▼ポリポーシスの検査

<注腸造影>
ポリポーシス注腸造影
(96回医師国家試験A26)

<内視鏡>
ポリポーシス内視鏡

▼ポリポーシスの治療

家族性腺腫性ポリポーシス(FAP)、Gardner症候群、Turcot症候群では将来的に癌化するので 大腸全摘出を行います。
Peutz-Jeghers症候群のポリポーシスは数が少ないので内視鏡的治療が可能です。消化器症状を伴うこと、 大きなポリープは癌化が無視できないことから治療を行います。