食道
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食道
▼構造

食道の生理的狭窄部
食道は、消化能力の高い胃へと食物を送る臓器で、これといった機能に乏しい臓器ではあります。

食道は、心臓や気管支の後ろ側を走行しています。そのため、食道癌などの手術操作は難しくなります。

食道には、生理的な狭窄部位が3ヵ所あります(食道入口部、食道中部、食道下部)。
食道中部は、 大動脈弓と気管支が交叉するために食道が後方に圧迫されて生じます。

食道の組織学的な特徴しては、咽頭に近い部分の筋層は横紋筋であること(食道下部は平滑筋)、 漿膜がないこと、などがあります。漿膜がないために、癌ができると周辺臓器へと浸潤しやすくなります