鉄欠乏性貧血
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鉄欠乏性貧血

▼鉄欠乏性貧血の概念

鉄欠乏性貧血は貧血の原因で最も多く50%以上を占めるとされます。
名前のとおり、鉄が足りないためにヘモグロビンを合成できず貧血となった状態です。

鉄が欠乏する原因としては、鉄分の摂取不足(偏食)と鉄分の消失(出血)があります。

出血は、閉経前の女性であれば、月経が原因となります(子宮筋腫による過多月経などでは特に)。
年長者であれば、男女問わず、消化管からの出血が考えられ、癌を疑って精査を することが必要です。なお、 癌があるとサイトカインによる骨髄抑制がかかり造血自体が抑えられる ことも貧血を助長します。

▼鉄欠乏性貧血の症状

貧血による動悸や息切れ、倦怠感などの他に、鉄は、細胞増殖に必要な成分であるため、 増殖が盛んな爪がもろくなり変形します (spoon nail)。

また、増殖が盛んな粘膜にも症状が出て、胃炎を来たしたり、典型的には、 Plunmmer-Vinson症候群(舌炎、口角炎、嚥下障害)を呈します。

▼鉄欠乏性貧血の検査

<血液検査>
鉄欠乏性貧血は小球性低色素性貧血となり、MCV、MCHCともに低値となります。
また、鉄が足りないために、血清鉄もフェリチンも低値となります。
トランスフェリンは増加し、TIBC、UIBCは上昇します。

<末梢血標本>
小型の赤血球が特徴で、赤血球の大小不同も目立ちます。また、奇形赤血球も 見られます。

▼鉄欠乏性貧血の治療

鉄分を補充します。
ただし、ヘモグロビン値や血清鉄が正常化しても補充をやめるとすぐに 再発するので、フェリチンが正常化するまで投与を行います。