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膜性増殖性糸球体腎炎
▼膜性増殖性糸球体腎炎の概念
膜性増殖性糸球体腎炎は、小児期から成人期に発症し蛋白尿、血尿などが生じます。
病理学的には
基底膜の肥厚、メサンギウムといわれる領域と内皮の増殖が見られます。
特に基底膜が肥厚して二重に見えることがあり特徴的です。半月体を
形成することもあります。
▼膜性増殖性糸球体腎炎の検査
尿検査では、血尿や蛋白尿が見られます。
血液検査では、血清補体価の低下が見られます(血清補体価の低下がみられるのは
他に急性糸球体腎炎、ループス腎炎)。
最終的には、病理所見が重要となります。
▼膜性増殖性糸球体腎炎の治療
ステロイドパルスや免疫抑制剤などが試みられていますが、ネフローゼが持続するケースでは 予後不良で、末期腎不全となることが多いです。