むずむず脚症候群
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むずむず脚症候群

▼むずむず脚症候群の概念

むずむず脚症候群(RLS)はレストレスレッグ症候群とも呼ばれますがその名の通り、 寝るときに足がむずむずするために眠れないという疾患です。

日本人の有病率は2〜4パーセントという報告もあり、非常に多い疾患です。
医師は睡眠障害の患者をみたら、足がむずむずすることがないかを 聞くべきでしょう。

原因としてドーパミン機能異常がいわれていますが、詳細は不明です。
腎不全に合併し透析患者に見られることがあります。

▼むずむず脚症候群の診断、治療

診断は問診によって行います。
診断が正しいことを確実にするために、症状の発現時にレボドパ を服用させて効果があることを確認するとよいという報告もあります。

治療ですが、軽症例ではベンゾジアゼピン系睡眠薬、非ベンゾジアゼピン系睡眠薬が有効とされています。
それで眠れない場合には、ドパミン製剤、抗痙攣薬、抗うつ剤などが有効であるという報告があります。