妄想性障害
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妄想性障害

▼妄想性障害の概念

ICD-10でF22に持続性妄想性障害という区分があります。
妄想性障害は、1つまたは複数の一連の妄想があり、それが持続する疾患です。
妄想の内容は多様で被害妄想(自分が他者から害を加えられるという内容の妄想、特に配偶者の浮気などが多い)、 心気妄想(自分が治らない病気になってしまった)、誇大妄想(自分に対する過大評価)が多くみられます。

妄想の内容としては多くは了解可能であり、幻聴、させられ体験、感情鈍麻などの症状は見られません。

パラノイアは、独断的、狂信的などの人格傾向を持つ人が何らかの出来事に関係して強い支配観念を持ちこれが次第に 発展して妄想様観念を持つに至ったもので、妄想性障害に含みます。

ICD-10では、F60.0に妄想性人格障害という区分があります。
人格障害は性格的に平均的な人間と比較して極端な偏りがある場合を指し、妄想性人格障害は拒まれたりすることに過度に 敏感であること、ずっと恨みを抱き続ける傾向、疑り深いこと、などによって特徴づけられる人格障害です。

▼妄想性障害の診断

妄想を伴う他の疾患がないことが確認されれば、 本人の病歴に基づいて妄想性障害と診断されます。

幻聴などがある場合に軽症の統合失調症との鑑別が問題となることがあります。

▼妄想性障害の治療

薬物療法としては、抗不安薬、 抑うつ症状を呈している場合や緊張が強い場合にはSSRIなども使われることがあります。
場合によっては、抗精神病薬が使われることもありますが、妄想性障害から重度の障害に至ることはありません。

人格障害が背景にある場合には、認知行動療法などが行われることがあります。