急性化膿性胆管炎
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急性化膿性胆管炎(acute suppurative cholangitis)

▼急性化膿性胆管炎の概念

胆管炎は、胆管閉塞により生じる胆管壁と胆管内腔の炎症です。
胆管を閉塞する原因としては、総胆管結石が最も多く、その他に、腫瘍などがあります。
原因菌としては大腸菌が最も多いです。

▼急性化膿性胆管炎の症状

Charcotの三徴(発熱、腹痛、黄疸)がみられます。
胆管閉塞後、胆道内圧が上昇すると細菌やエンドトキシンが逆行性に血流へと流れ、敗血症へと進展します。
この状態を急性閉塞性化膿性胆管炎(AOSC)と呼び、非常に危険な状態です。
敗血症によるショックと意識障害を来たしこれをReynoldsの5徴 (発熱、腹痛、黄疸、ショック、意識障害)といいます。
この状態で適切な治療が行われないと、DICを起こし、予後不良となります。

▼急性化膿性胆管炎の検査

<血液検査>
細菌感染を反映して白血球増加、CRP上昇が見られます。
胆道系酵素(ALP、LAP、γ-GTP)の上昇がみられ、胆管障害は肝臓へも影響し、トランス(AST、ALT)も上昇します。

<画像診断>
エコーが有用で、胆管の拡張や総胆管結石等が見られますが、明らかでない場合もあります。
CTでも肥厚した胆管壁、拡張した胆管、結石等が見られます。

▼急性化膿性胆管炎の治療

総胆管の内圧が上昇していることが原因なので胆道ドレナージが治療の中心となります。

侵襲性が低く合併症が少ない内視鏡的胆管ドレナージ(ENBD)が行われます。
総胆管結石が摘出できる場合には、内視鏡的乳頭切開術(EST)や内視鏡的乳頭バルーン拡張術(EPBD) を行い、総胆管結石を摘出します。
結石が肝門部にあるようなケースでは内視鏡では届かないので 経皮経肝胆管ドレナージ(PTBD)が行われます。