抗基底膜抗体型(Goodpasture症候群)、免疫複合体型
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抗基底膜抗体型、免疫複合体型

▼抗基底膜抗体型(Goodpasture症候群)

糸球体の基底膜に対する自己抗体が形成される疾患です。
U型アレルギーの機序になります。
そして、肺の基底膜は糸球体の基底膜と同様の構造なため、この自己抗体は肺も攻撃します。
これをGoodpasture症候群といいます。

Goodpasture症候群の3主徴は、喀血、貧血、糸球体腎炎です。

肺胞出血を来たすために喀血をし、その結果貧血となります。

治療としては、血漿交換、ステロイドパルスなどが行われています。

▼免疫複合体型

V型アレルギーの機序により免疫複合体が沈着して生じます。

急性糸球体腎炎に続発して生じる場合が多く、他には、ループス腎炎、IgA腎症などが基礎疾患となります。
これらの急性増悪というイメージでよいかと思います。