拘束性肺疾患
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拘束性肺疾患

▼拘束性肺疾患の概念

拘束性肺疾患は、肺や胸郭が広がらなくなる疾患で、肺活量が低下します(%VC<80%)。

1回の呼吸が浅くなるので、呼吸回数が増えることで、代償します。

肺が広がらない原因はいくつか考えられます。
肺自体が固くなったため(コンプライアンスの低下) に広がらない場合、横隔膜などの呼吸に関する筋肉が動かないといった場合、 肺に穴が開いてしまって肺内が陰圧とならないために広がらない(気胸)、など。

したがって、肺実質病変として肺繊維症など、肺実質外病変として気胸・胸水・胸膜肥厚・ 胸部変形・肥満・神経筋疾患などが拘束性の症状を来たします。