身体表現性障害
TOP>精神科>身体表現性障害

身体表現性障害

▼身体表現性障害の概念

身体表現性障害とは、痛みなどの自覚的な身体症状があり、日常生活を妨げられているものの、 器質的な身体疾患が認められず、心理社会的要因によって発症している と考えられる障害です。

DSM-Wでは、心気症、転換性障害、身体化障害、身体醜形障害、疼痛性障害に分かれます。

心気症は、自分が重病にかかっていると考え心配する状態で、ドクターショッピングを繰り返すことが あります。

▼身体表現性障害の症状

多彩ですが、頭痛や腹痛、腕の痛みや痺れなどの他に、嘔吐、下痢、腹部膨満感などもあります。

▼身体表現性障害の診断、治療

診断はまず、器質的な身体疾患の除外が必要です。
その上で、患者の背景や症状や症状の発現時期や経過などから、診断がなされます。

治療は薬物療法では抗うつ薬、抗不安薬などを使用することもあります。