急速進行性腎炎症候群は、血尿、蛋白尿、腎障害が急速に進行し末期の腎不全へと 至る予後不良の疾患の総称です。 病理学的には、半月体を形成する急速進行性糸球体腎炎となる場合が多いです。 根本的な原因は不明ですが、免疫学的な異常が示唆されています。 蛍光抗体法という検査で、Pauci-immune型(蛍光抗体法で何も染まらない)、免疫複合型、抗基底膜抗体型の3つの グループに分けられます。